小さいながらも重量感ある黒いボディを誇示するこのSLは、石炭貨車の運搬に活躍してきた力持ち。全長7m90㎝、全高3m62㎝、全幅2m50㎝の可愛らしいSL、現存する小型蒸気機関車では非常に保存状態の良いものです。
明治22年(1889)にドイツ・ミュンヘン市のクラウス機関車製造所で造られ、九州鉄道を皮切りに国鉄、東京横浜電鉄を経て、沼田町の明治昭和炭坑に入山したのが昭和6年です。以来石炭貨車の運搬に活躍し、昭和42年12月に引退。
昭和44年の同炭坑閉山と同時に町に寄贈され、昭和45年に町の有形文化財として、また平成22年にはJR北海道より「準鉄道記念物」、令和元年度に日本遺産「炭鉄港」構成文化財に指定されました。
日本遺産「炭鉄港」構成文化財「クラウス15号蒸気機関車」
北海道雨竜郡沼田町字幌新381番地1
要予約
無料
https://www.town.numata.hokkaido.jp/section/kyouiku/ujj7s30000001h3p.html
0164-35-1188
JR石狩沼田駅より町営バス20分。旭川から50分。札幌から道央自動車道で90分